串田孫一
( くしだ・まごいち )1915―2005年。哲学者、詩人、エッセイスト。東京生まれ。東京帝国大学哲学科卒業。上智大学、東京外国語大学などで教鞭をとる。「歴程」同人。1958年、山の文芸・芸術誌「アルプ」を創刊し、,83年終刊まで編集責任者を務める。『山のパンセ』実業之日本社、『ギリシア神話』筑摩書房、『串田孫一随想集』全6巻、立風書房、『串田孫一集』全8巻、筑摩書房など、著書多数。
loading...
大雪山・鳥甲山・信州和田峠などの日本各地、朝鮮、台湾、ヨーロッパ・アルプス、ヒマラヤ―かつてそこを歩いた岳人たちが綴った「忘れえぬ山」。雪国の山の登攀(雪崩)、壮大な岩場の岩肌の感触や登頂の喜び、胸をときめかす快晴の山峡の朝など、この名紀行文のアンソロジーが伝えるあふれる詩情、素朴な悦び、あくなき好奇心は、読者の心と共鳴し、旅を愛する人々に最上の贈りものとなるにちがいない。
知床日誌(更科源蔵)
大雪山紀行(中西悟堂)
南会津朝日ガ岳(川崎隆章)
白い道(辻一)
春の上越(川崎精雄)
平ガ岳紀行(渡辺公平)
五月の山旅(藤島敏男)
鳥甲山メモ(三宅修)
追分ヶ原と信州和田峠(大谷一良)
野呂川谷の樵夫達(野尻抱影)〔ほか〕
本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。