正直な誤診のはなし

恐るべき〈誤診〉が身近に起っている! 医師の側から、さまざまな誤診例の背景や医療ミスの正直な実情、過程を明らかにする。

正直な誤診のはなし
  • シリーズ:ちくま文庫
  • 638円(税込)
  • Cコード:0147
  • 整理番号:か-31-1
  • 刊行日: 1999/10/21
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:240
  • ISBN:4-480-03513-3
  • JANコード:9784480035134

この本の内容

恐るべき“誤診”、しかしそれは医師の側からはごく日常的な経験でもある。事件が報道されるたびに評論が行なわれるけれども、医療側の非を告発するのみであったり、医療環境や制度の欠陥の指摘はあっても抽象的である。本書は地域病院の一臨床医として、自由な立場から誤診や医療ミスの正直な実情、過程を明らかにし、誤診を生まないために患者と医師との共同の努力を語る。

この本の目次

正直な誤診のはなし(大学病院とて誤診する
駆けだし時代の失敗―誤診心理学 ほか)
私の誤診論(臨床医にとって誤診とは
誤診の実情とその背景 ほか)
誤診と患者の人権(はじめに―推理小説「十五人の殺人者たち」より
診断の過程と患者の人権 ほか)
患者さんとの対話(誤診されないための医者へのかかり方―患者側からの情報提供
診察室で―連載「私の主治医」より)

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