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ちくま文庫

三島由紀夫の美学講座

美と芸術について三島は何を考えたのか。廃墟、庭園、聖セバスチァン、宗達、ダリ。「三島美学」の本質を知る文庫オリジナル。

定価

880

(10%税込)
ISBN

978-4-480-03531-8

Cコード

0195

整理番号

-13-12

2000/01/06

判型

文庫判

ページ数

224

解説

内容紹介

「三島美学」という表現がもはや常套句のように使われるが、その本質は一体どこにあるのだろうか。廃墟、聖セバスチァン、ダリ、室内装飾、俵屋宗達、タイガーバームガーデン―約20年にわたる表象をめぐる文章から、三島の隠された思想が浮かびあがる。美と芸術についての三島の思考を追体験する、最良の編者による文庫オリジナル・アンソロジー。

目次

1 美と芸術
2 時代と芸術家
3 廃墟と庭園
4 美術館を歩く―「アポロの杯」より
5 三島由紀夫の幻想美術館
6 肉体と美
7 肉体と死

著作者プロフィール

三島由紀夫

( みしま・ゆきお )

(1925-1970)本名平岡公威。東京四谷生まれ。学習院中等科在学中、〈三島由紀夫〉のペンネームで「花ざかりの森」を書き、早熟の才をうたわれる。東大法科を経て大蔵省に入るが、まもなく退職。『仮面の告白』によって文壇の地位を確立。以後、『愛の渇き』『金閣寺』『潮騒』『憂国』『豊饒の海』など、次々話題作を発表、たえずジャーナリズムの渦中にあった。ちくま文庫に『三島由紀夫レター教室』『反貞女大学』『命売ります』『私の遍歴時代』『文化防衛論』などがある。

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