串田孫一
( くしだ・まごいち )1915―2005年。哲学者、詩人、エッセイスト。東京生まれ。東京帝国大学哲学科卒業。上智大学、東京外国語大学などで教鞭をとる。「歴程」同人。1958年、山の文芸・芸術誌「アルプ」を創刊し、,83年終刊まで編集責任者を務める。『山のパンセ』実業之日本社、『ギリシア神話』筑摩書房、『串田孫一随想集』全6巻、立風書房、『串田孫一集』全8巻、筑摩書房など、著書多数。
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文房具、身近な小道具でありながら、これほど使う者の心をときめかせる物はない。消しゴムで作ったゴム印、指先で糊をのばす風景、鳩目パンチ、吸取紙など、懐かしいものがたくさん登場する。手に馴染み、気持ちに寄り添う文房具。ちょっとした使いこなしがその価値を決める。どうすればこの小さな道具が創造力の源泉になりうるのか。文房具の想い出や新たな発見、工夫や悦びを語る随想集。
帳面
ペン先
消ゴム:ぶんまわし
インキ
万年筆
糊
白墨
小刀
定規
緑の光
鋏
手帳
束見本
画鋲
輪ゴム
吸取紙
鉛筆
下敷
文鎮
封筒
便箋
貝光
カーボン紙
鳩目パンチ
スタンプ台
筆
セロハンテープ
ホッチキス
アルバム
硯
朱肉
ボールペン
七つ道具
ペーパー・ナイフ
テープ・ライター
スクラップ・ブック
鉛筆削器
机
書棚
抽斗
クレヨン
謄写版
筆入
色鉛筆
文房具店にない文房具
原稿用紙
日記帳
丸筒
状差
クリップ
名刺整理箱
算盤
虫眼鏡
地球儀
文化を守る力
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