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ちくま文庫

高慢と偏見 (上)

互いの高慢さから偏見を抱いて反発しあう知的な二人がやがて真実の愛にめざめてゆく…絶妙な展開で深い感動をよぶ英国恋愛小説の名作の新訳。

定価

1,100

(10%税込)
ISBN

978-4-480-03863-0

Cコード

0197

整理番号

-42-1

2003/08/06

判型

文庫判

ページ数

368

解説

内容紹介

元気はつらつとした知性をもつエリザベス・ベネットは、大地主で美男子で頭脳抜群のダーシーと知り合うが、その高慢な態度に反感を抱き、やがて美貌の将校ウィッカムに惹かれ、ダーシーへの中傷を信じてしまう。ところが…。ベネット夫人やコリンズ牧師など永遠の喜劇的人物も登場して読者を大いに笑わせ、スリリングな展開で深い感動をよぶ英国恋愛小説の名作。オースティン文学の魅力を満喫できる明快な新訳でおくる。

著作者プロフィール

ジェイン・オースティン

( おーすてぃん,じぇいん )

1775-1817 イギリスの小説家。おもに結婚話を題材とした、平凡な日常生活のドラマを皮肉とユーモアをもって描き、完璧な芸術へ高めたと言われる。一見同工異曲の結婚話だが、六冊の長篇小説のヒロインたちはすべてタイプが違い、異なった趣向が凝らされていることも特筆に値する。

中野康司

( なかの・こうじ )

1946年神奈川県生まれ。元青山学院大学教授。オースティンの長篇六作品を個人全訳。ほかに、『ジェイン・オースティンの言葉』(ちくま文庫)、フォースター『アレクサンドリア』(ちくま学芸文庫)、オースティン・リー『ジェイン・オースティンの思い出』など。

この本への感想

高慢と偏見を授業で読む必要があり、初めは図書館でほかの訳者のものを借りて読み始めたけれど、あまりにもつまらないので断念。
と、本屋で偶然この新訳を見つけ、パラパラめっくってみると、こちらはすごく明快でテンポのよい訳になっており、訳が違うだけでこんなに面白さが変わってくるものなのかと驚きました。すぐに購入し、上下巻とも一気に読んでしまいました。

雪帽子

さん
update: 2009/02/06
「プライドと偏見」の映画を見て、この原作を読んでみました。一心に読んでしまいました。登場する人物それぞれがとてもよく描かれていて、映画の背景となる人物の性格や出来事も書かれていて、ますますハマッてしまうおもしろさです。

TOーPY

さん
update: 2007/10/26

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