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定価

858

(10%税込)
ISBN

978-4-480-03969-9

Cコード

0100

整理番号

-38-1

2004/06/09

判型

文庫判

ページ数

352

解説

内容紹介

1953年(昭和28)に東京は、工員さんや店員さん、職人さんの街に間口一間の古本屋を20歳で開業。戦後の復興期、理工書・医学書が高値で取引されるのに驚愕し、貸本屋を兼業したり、廃品回収業者から仕入れた雑誌を補修しては売りまくった頃。やがて時代とともに訪れる、初版本ブームやマンガ本ブームなど、古本屋稼業の浮枕を身をもって経験した著者による決定版。

目次

序章 開業まで
第1章 古本市場―下町篇
第2章 建場廻りのことなど
第3章 古本市場―神田篇
第4章 古書展
第5章 蒐集―私の場合
第6章 店番
第7章 半世紀の下町業界とその未来
第8章 この十年

著作者プロフィール

青木正美

( あおき・まさみ )

1933年東京生まれ。50年都立上野高校定時制を中退。53年葛飾区堀切に古本屋を開業。仕事のかたわら、近代作家の自筆原稿・書簡類、無名の人たちの日記などを蒐集する。86年同業3人で季刊誌「古本屋」を創刊、5年間で10冊を刊行し終了する。主な著書に『古書肆・弘文荘訪問記』『ある古本屋の生涯』『「悪い仲間」考』(以上、日本古書通信社)、『二十歳の日記』『近代詩人・歌人自筆原稿集』『大衆文学自筆原稿集』(以上、東京堂出版)、『自己中心の文学 日記が語る明治・大正・昭和』(博文館新社)など、ほか多数ある。

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