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定価

726

(10%税込)
ISBN

978-4-480-05757-0

Cコード

0277

整理番号

157

1998/05/19

判型

新書判

ページ数

224

解説

内容紹介

懐石といえば今日では贅沢な料理というイメージが強いが、もともとは修行中の禅僧が飢えや寒さをしのぐために懐に入れた温石からきた言葉で、茶会で出される空腹しのぎの簡素な食事をいう。日本料理の伝統の一つの結晶ともいえる懐石料理は、季節感あふれる献立、淡泊な味付け、栄養バランスのよさ、盛りつけの美しさに加え、食べる人を思いやる心遣いなど、食が激変している今だからこそ見直したい特長を多く備えている。本書では食事としての懐石料理について文化史と栄養学の両面から詳しく解説し、現代の食生活の中で再評価する。

目次

第1章 懐石について(茶事のなかの懐石
懐石の変遷
懐石の流れ)
第2章 懐石のしくみ(懐石の献立
懐石の各料理について)
第3章 四季の茶事と懐石の栄養(懐石と栄養―六つの基礎食品と栄養所要量
茶事の種類)

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