吉海直人
( よしかい・なおと )1953年、長崎県生まれ。國學院大學大学院修了。博士(文学)。現在、同志社女子大学表象文化学部日本語日本文学科教授。専門は平安時代の物語文学および和歌文学。長年百人一首の総合研究を続ける中で、「異本百人一首」の発見をはじめ、かるたや浮世絵などの関連資料を数多く発掘・紹介している。著書に『百人一首への招待』(ちくま新書)、『百人一首の新考察』(世界思想社)、『百人一首の新研究』(和泉書院)、『百人一首かるたの世界』(新典社選書)ほか多数。
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正月のかるた遊びとして日本人に広く親しまれてきた百人一首。だが、その成立事情や選歌基準には今なお多くの謎が残されている。本書は、国文学研究者の立場からその成立の謎に迫るとともに、従来の現代語訳にとらわれない斬新な解釈を試みる。また、コミックやスナック菓子など身近にある百人一首グッズやかるた遊びの歴史を通して、現代に生き続ける和歌の世界を屈指の百人一首コレクターならではのユニークな視点で紹介する。
序章 百人一首の基礎知識
第1章 百人一首成立の謎
第2章 百人一首成立以降
第3章 百人一首の副産物
第4章 百人一首の撰歌意識を探る
第5章 百人一首の味わいかた
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