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ちくま新書

日本水商売協会

——コロナ禍の「夜の街」を支えて

新型コロナウィルス感染症の震源地として名指しされた「夜の街」。差別的扱いの実態から成長産業としての魅力まで、業界団体代表が業界の全体像を描く。

定価

924

(10%税込)
ISBN

978-4-480-07467-6

Cコード

0236

整理番号

1640

2022/03/08

判型

新書判

ページ数

256

解説

内容紹介

二〇二〇年四月九日。日本水商売協会代表理事の甲賀香織は、銀座や歌舞伎町のクラブ経営者らと共に、自民党本部を訪れた。新型コロナウィルス感染症対策として行われる様々な助成から、接待飲食業――水商売を除外する方針に抗議するためだ。「水商売が一般企業と同様に、ビジネスとして認められるようにしたい」「働く女性たちが色眼鏡で見られないようにしたい」。こんな思いで設立された日本水商売協会が、思わぬ形で注目された瞬間だった。コロナ禍で明らかになった差別から、成長産業としての魅力まで、知られざる水商売の世界を描く。

目次

第1章 水商売業界を襲った新型コロナウイルス(日本水商売協会代表理事、自民党本部へ行く
要望書を提出する ほか)
第2章 水商売業界の全体像(そもそも「水商売」とは何なのか
水商売業界の構造)
第3章 差別的取扱いと風営法(さまざまな差別的取扱い
水商売側の問題 ほか)
第4章 水商売をあえて選んだ、それぞれの理由(すすきの ニュークラブオーナー・波戸崎崇
歌舞伎町 ホスト・皐月 ほか)
第5章 「夜の街」の未来(NIGHT QUEENグランプリ
「夜の街」のあるべき姿とは)

著作者プロフィール

甲賀香織

( こうが・かおり )

1980年、埼玉県生まれ。一般社団法人日本水商売協会代表理事。青山学院大学文学部卒業後、出版社等を経て株式会社ベンチャー・リンクに入社、カーブスジャパンに出向。人材教育や営業マニュアルの作成、新規店舗の立ち上げ、業績不振店舗の再建に従事する。27歳で銀座の高級クラブ「ル・ジャルダン」に入店。1年でナンバー1となる。引退後は、ホステスの営業メール配信システムの開発・販売を行う。2018年、日本水商売協会を設立。

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