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ちくま新書

日本水商売協会

——コロナ禍の「夜の街」を支えて

新型コロナウィルス感染症の震源地として名指しされた「夜の街」。差別的扱いの実態から成長産業としての魅力まで、業界団体代表が業界の全体像を描く。

定価

924

(10%税込)
ISBN

978-4-480-07467-6

Cコード

0236

整理番号

1640

2022/03/08

判型

新書判

ページ数

256

解説

内容紹介

2020年以降、水商売の世界は「夜の街」という言葉で一括りにされ、「新型コロナの感染源」として世間の激しいバッシングを受けた。コロナ禍で、水商売の世界とそこで働く人たちに対する偏見が顕在化した。
水商売の世界は、本当に昼の世界で生きていけない人が集う無法地帯なのか?
本書は、有名コンサルティング企業を辞めて銀座の高級クラブに飛び込み、水商売の業界団体を立ち上げた一人の女性が描き出す、全く新しい「夜の街」の物語である。著者は「店舗・働く女性・顧客・社会」の4方向のWIN-WINを目指して活動しており、コロナ禍においては自民党への申し入れ、窮状を訴える記者会見、新宿区と共同でコロナ対策キャンペーンを行うなど、まさに水商売業界の代表と呼べる存在になってきた。ナイトワークする女性と業界全体の両方を知る立場から、「水商売業界」の構造から働く人の顔まで描き出す。

目次

第1章 水商売業界を襲った新型コロナウイルス(日本水商売協会代表理事、自民党本部へ行く
要望書を提出する ほか)
第2章 水商売業界の全体像(そもそも「水商売」とは何なのか
水商売業界の構造)
第3章 差別的取扱いと風営法(さまざまな差別的取扱い
水商売側の問題 ほか)
第4章 水商売をあえて選んだ、それぞれの理由(すすきの ニュークラブオーナー・波戸崎崇
歌舞伎町 ホスト・皐月 ほか)
第5章 「夜の街」の未来(NIGHT QUEENグランプリ
「夜の街」のあるべき姿とは)

著作者プロフィール

甲賀香織

( こうが・かおり )

1980年、埼玉県生まれ。一般社団法人日本水商売協会代表理事。青山学院大学文学部卒業後、出版社等を経て株式会社ベンチャー・リンクに入社、カーブスジャパンに出向。人材教育や営業マニュアルの作成、新規店舗の立ち上げ、業績不振店舗の再建に従事する。27歳で銀座の高級クラブ「ル・ジャルダン」に入店。1年でナンバー1となる。引退後は、ホステスの営業メール配信システムの開発・販売を行う。2018年、日本水商売協会を設立。

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