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ちくま学芸文庫

風土の日本

——自然と文化の通態

自然を神の高みに置く一方、無謀な自然破壊をする日本人の風土とは何か? フランス日本学の第一人者による画期的な文化・自然論。 【解説: 坂部恵 】

定価

1,760

(10%税込)
ISBN

978-4-480-08017-2

Cコード

0125

整理番号

-1-1

1992/09/07

判型

文庫判

ページ数

432

解説

内容紹介

自然を神の高みに置くかと思えば、無謀な自然破壊を平気でやってのける日本人。この自己矛盾をささえている日本の風土とはいったい何だろうか?和辻哲郎『風土』をその方法において乗り越え、新たな〈自然〉概念を提唱する本書は、卓抜の哲学的思考の書物であると同時に、最高級の日本論である。

目次

出発点―あいまいな場所、ある日曜日
1 基本要素の生気(気象
山水
草木)
2 風土の理(野生の自然、構築された自然)
3 現実の構築(自然の現われ出る裂け目
住まう
景化する
もうひとつの自然、もうひとつの存在)
帰還

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