ちくま学芸文庫
悪文の構造
─機能的な文章とは
千早耿一郎
著
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ナマコ―、この奇妙に魅力的な生物の視座から、アジアと日本の歴史を眺めてみると何が見えてくるのか。東北アジア・中国・東南アジアを覆う広大な歴史の舞台で、ナマコがヒト族と関わっていくさまを悠然たる文章で描き出しながら、大文明の下で抑えられ続ける辺境―、とりわけ海の民の重要性を問いかけ、植民地主義万能の思い込みに修正を迫る歴史ルポタージュ大作。90年度新潮学芸賞受賞作。
第1部 太平洋の島々
第2部 アボリジニーの浜辺
第3部 〈東インド諸島〉の人びと
第4部 漢人の北から
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