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ちくま学芸文庫

チベットの死者の書

死の瞬間から次の生までの間に魂が辿る四十九日の旅――中有(バルドゥ)のありさまを克明に描き、死者に正しい解脱の方向を示す指南の書。

定価

1,100

(10%税込)
ISBN

978-4-480-08067-7

Cコード

0115

整理番号

-3-1

1993/06/07

判型

文庫判

ページ数

256

解説

内容紹介

死の瞬間から次の生を得て誕生するまでの間に魂が辿る四十九日の旅、いわゆる中有(バルドゥ)のありさまを描写して、死者に正しい解説の方向を示す指南の書。それが『チベットの死者の書』である。ユングが座右の書とし、60年代にはヒッピーたちに熱狂的に受け容れられ、また脳死問題への関心が高まる中で最近とみに注目を集めている重要経典を、チベット語の原典から翻訳した。

目次

第1巻 チカエ・バルドゥ(死の瞬間の中有)とチョエニ・バルドゥ(存在本来の姿の中有)
第2巻 シパ・バルドゥ(再生へ向かう迷いの状態の中有)
第3巻 付属の祈願の文書

著作者プロフィール

川崎信定

( かわさき・しんじょう )

1935年千葉県生まれ。東京大学教養学部教養学科卒。同大学院人文科学研究科印度哲学専門課程博士課程満期退学。文学博士。コロムビア大学中近東言語文化研究科、インド・バンダルカル研究所に留学。ニューヨーク州立大学フルブライト交換教授、筑波大学教授、オクスフォード大学招聘教授、放送大学客員教授、東洋大学教授を経て、現在、筑波大学名誉教授。公益財団法人中村元東方学院講師。文化功労者。著訳書に『一切智思想の研究』(第84回日本学士院賞受賞)、『釈尊のおしえ』、『中村元の世界』(共著)、『原典訳 チベットの死者の書』他がある。

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