フリードリッヒ・ニーチェ
( にーちぇ,ふりーどりっひ )(1844-1900)旧来の西洋哲学・文化に激しい攻撃を加え、20世紀思想に決定的な影響を与えた哲学者。主著は『悲劇の誕生』『ツァラトゥストラ』『この人を見よ』等。
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2,090
円978-4-480-08071-4
0110
-1-1
1994/05/09
文庫判
688
頁文典文献学の徒として出発したニーチェの若き日の諸労作を集める。ニーチェの文献学研究は、学生時代、教師時代を通じ、十数年間の生活の中心をなしていた。彼にとって、ギリシア精神は、人間形成の典型であり、唯一の完成した芸術であった。このギリシア精神を再現するために、彼は芸術家の眼をもって文献学の諸問題に対決する。プラトンの対話篇研究、ラエルティオス・ディオゲネスの資料批判、ギリシア人の祭祀への考察―私たちは、ここに文献学の狭い限界を突き破ろうとする、若きニーチェの姿を認めることができるだろう。
プラトン対話篇研究序説
ラエルティオス・ディオゲネスの資料
ラエルティオス・ディオゲネスの資料研究と批判への寄与
ギリシア人の祭祀
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