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定価

961

(10%税込)
ISBN

978-4-480-08126-1

Cコード

0195

整理番号

-5-1

1994/04/07

判型

文庫判

ページ数

0

解説

内容紹介

不思議な眩惑があふれる『月に吠える』は日本の近代詩を震撼させた。初期の短歌や詩、『純情小曲集』から『月に吠える』『青猫』、そして晩年の虚無と漂泊の悲傷にみちた『氷島』まで、明治から昭和十年代を生きた詩人・萩原朔太郎の精神と詩作の歩みを現代詩の第一人者が繊細にたどる好著。

目次

1 「夜汽車」まで
2 愛憐詩篇の行方
3 「浄罪詩篇」前後
4 大正初年の「光明讃仰」と朔太郎
5 『月に吠える』の秀作群と思想
6 『青猫』世界を徘徊するもの
7 「青猫以後」の詩と思想
8 『氷島』と晩年の思想
年譜

著作者プロフィール

大岡信

( おおおか・まこと )

1931年静岡県三島市生まれ。東京大学文学部(国文科)卒業。読売新聞外報部記者、明治大学教授を経て、現在は東京藝術大学名誉教授。その間、1979年から2007年まで「朝日新聞」に「折々のうた」を連載し、大きな話題を呼んだ。主な作品として『蕩児の家系――日本現代詩の歩み』(歴程賞)、『折々のうた』(菊池寛賞)、『紀貫之』(読売文学賞)、『岡倉天心』、『うたげと孤心〈大和歌篇〉』、『ことばの力』、『万葉集』、『現代詩人論』、『肉眼の思想――現代芸術の意味』などがある。(写真:岩本圭司)

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