ちくま学芸文庫

古代ギリシア哲学講義
─生きるヒントを求めて
三嶋輝夫
著
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1,175
円978-4-480-08221-3
0195
-1-4
1995/08/07
文庫判
0
頁欧米に追いつこうと急拵えした近代日本。いまだ重くのしかかる“家”。その歪みの中で個人はその位置をどう見出せばいいのか―この明治以来の大問題を日本人以上に鋭く、根源的に突きつけられたのは、「在日」朝鮮人、とりわけその二世、三世たちである。日本の戦後的な生の様式の中で、彼らの存在がはらんでいる現在的な意味を、李恢成、金石範、金鶴泳らの作品から摘出し、新たな可能性の地平へと解きひらく。
「在日」という根拠―李恢成、金石範、金鶴泳
苦しみの由来
沈みゆくものの光景
「在日」ということ
三つの名前について
「在日」文学にみる「民族」の今―『流域へ』と「ほんとうの夏」
主観としての普通、客観としての在日―姜信子『ごく普通の在日韓国人』〔ほか〕
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