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ちくま学芸文庫

ローマ帝国衰亡史 9

——十字軍と頽勢のビザンティン文明

この一大叙述も終わりに近く、イタリアでのノルマン・サラセン民族の興亡と、コンスタンティノポリスを決定的に弱体化させた十字軍を描く。

定価

1,540

(10%税込)
ISBN

978-4-480-08269-5

Cコード

0122

整理番号

-2-9

1996/08/08

判型

文庫判

ページ数

448

解説

内容紹介

ヨーロッパ古代世界に最大の版図をもち、多年隆盛を誇ったローマ帝国はなぜ滅びたのか?この「消えることのない、永遠の問い」に対する不朽の解答―18世紀イギリスの歴史家E・ギボンの名筆になる大歴史書の完訳。イスラム人に占領された聖地イェルサレムを奪回すべく企てられた数度にわたる十字軍の活動が、コンスタンティノープルを略奪し、ローマ帝国の消長に力をかすことになる一大叙述。

目次

第56章(イタリアにおけるサラセン人、フランク人、ギリシア人
ノルマン人の最初の侵攻と定住
 ほか)
第57章(セルジュク朝のトルコ族
ヒンドスタン征服者マフムードへの彼らの反乱 ほか)
第58章(第一回十字軍の起源と人数
ラテン諸候の性格
彼らのコンスタンティノポリスへの進軍 ほか)
第59章(ギリシア帝国の存続
第二回、第三回十字軍の人数と経路および結末
聖ベルナール ほか)
第60章(ギリシア教会とラテン教会の分裂
コンスタンティノポリスの状況
ブルガリア人の反乱 ほか)
第61章(フランス人とヴェネチア人による帝国の分割
フランドルとクルトネ両王家の五人のラテン皇帝 ほか)
第62章(ニカエアおよびコンスタンティノポリスの歴代ギリシア皇帝
ミカエル・パラエオログスの登位と治世 ほか)
第63章(ギリシア帝国内の内戦と破局
老幼アンドロニクス両帝とヨハンネス・パラエオログスの治世 ほか)

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