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ちくま学芸文庫

ジオラマ論

——「博物館」から「南島」へ

定価

1,442

(10%税込)
ISBN

978-4-480-08317-3

Cコード

0122

整理番号

-2-2

1996/12/10

判型

文庫判

ページ数

0

解説

内容紹介

光学装置の登場や交通機関の発達がもたらしたスピードとリアリティ、私的空間の拡大…これらの知覚の展開は、外部的空間の体験のみならず自らの内部の体験をも著しく拡大し、ひとびとの無意識と感性を一変させた。写真・観光・ショーウインドーからCG映像・SFX映画にいたるまで19世紀から20世紀の映像の総体を、「ジオラマ」的認識の拡張と、その装置の発展史としてとらえる。来るべき21世紀の感性を用意した、これらのイメージ空間をたどる卓抜なワンダートラベル。サントリー学芸賞受賞。

目次

1 ジオラマ都市
2 画像と装置
3 大観光時代
4 ネクロポリスとしてのジオラマ
5 南島論、バリ、ヌレック・アイランド

著作者プロフィール

伊藤俊治

( いとう・としはる )

1953年生まれ。美術史家/美術評論家。現在、東京藝術大学美術学部先端芸術表現科教授。著書に『ジオラマ論』『20世紀写真史』など多数ある。

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