ちくま学芸文庫
悪文の構造
─機能的な文章とは
千早耿一郎
著
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1,045
円978-4-480-08529-0
0145
-15-1
1999/12/09
文庫判
240
頁じっと見る。それがすべての始まり。「テオリア」というギリシア語は、「じっと見る」こと。すると、何かが見えてくる。ハハーン、そうだったのか、と納得できる瞬間がある。わかるという体験は、人生にとって一種のよろこびだ。「じっと見る」→「見えてくる」→「わかる」→「うれしい」、このひとつづきの体験が自然観察の基本である。南極昭和基地などでフィールドワークを重ねてきた「ペンギン博士」が、みずからの体験をもとに語る、身近な自然、遠い国。自然を愛する人のための、ネイチャー・スタディー・アイディア。
1 感覚(じっと見る―テオリア
風景を描写する―ターナー師弟のまね
ルーペと双眼鏡を持って出かける―ワンダフル・ワールド ほか)
2 体験(「知っている」より「見たことがある」―家から見える山に全部登る決心
自分の体験中心に世界を広げる―紀州の海岸から日本、そして世界へ
住んでいる人の自然観を知る―オーストラリアの小さいイギリス ほか)
3 情報(情報は精選し、徹底的に利用する―ぼく流情報処理テクニック
色名カードを作る―オリーブいろなんて言うのはもうやめた
写真・ビデオ・録音で記録する―部屋のなかの宝の山 ほか)
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