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ちくま学芸文庫

ユダヤ古代誌 4

アレクサンドリアにおける聖書の翻訳から、マッカバイオス戦争を経て、アサモナイオス朝の終焉までのヘレニズム時代。新約世界のはじまり。

定価

1,430

(10%税込)
ISBN

978-4-480-08534-4

Cコード

0122

整理番号

-7-4

2000/01/06

判型

文庫判

ページ数

416

解説

内容紹介

ヨーロッパのキリスト教徒や知識人たちにもっとも広く読まれてきた『ユダヤ古代誌』。天地創造から説き起こし、紀元後66年のユダヤ戦争直前までの記述で終わる全20巻は、ヨセフスが敗軍の指揮官のひとりとしてローマに降ったのち、皇帝の厚遇のもとに書かれた。政治的には親ローマ派であり、思想的にはユダヤ教、ユダヤ文化の弁護者であったヨセフスの大著は、ユダヤ史を知るうえできわめて貴重な史料であるばかりでなく、イエスと同時代の散逸した記述を数多く含む文献として、キリスト教徒たちの関心をひきつけてきた。原著12?14巻までを

目次

アレクサンドリアにおける聖書の翻訳―七十人訳聖書成立の伝承
エジプトとシリアのはざまで
マッカバイオス戦争(その一)―アサモナイオス一族の反乱とユダスの死
マッカバイオス戦争(その二)
ユダヤ独立とアサモナイオス朝(その一)―シモンの支配(前一四四‐一三六年)
アサモナイオス朝(その二)―ヒュルカノス一世の支配(前一三六‐一〇五年)
アサモナイオス朝(その三)―アリストブロスの支配(前一〇五‐一〇四年)
アサモナイオス朝(その四)―アレクサンドロス・ヤンナイオスの支配(前一〇四‐七八年)
アサモナイオス朝(その五)―サロメ・アレクサンドラの支配(前七八‐六九年)
アリストブロス二世による統治(前六七‐六三年)―ポンペイオスのエルサレム占領とユダヤ再編成
ヒュルカノス二世による統治(前六三‐四〇年)―アンティゴノス二世による統治(前四〇‐三七年)
ソッシオスとヘロデによるエルサレム包囲と占領―アサモナイオス朝の終焉

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