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ちくま学芸文庫

啓蒙主義の哲学 (上)

理性と科学を「人間の最高の力」とみなし近代を準備した啓蒙主義。「浅薄な過去の思想」との従来評価を覆し、再評価を打ち立てた古典的名著。

定価

1,430

(10%税込)
ISBN

978-4-480-08771-3

Cコード

0110

整理番号

-22-1

2003/04/09

判型

文庫判

ページ数

352

解説

内容紹介

啓蒙主義は、すでに乗り越えられた浅薄な思想なのか。のちの思想家たちから「反省哲学」「過去の思想」という烙印を押されてきたが、はたしてそうか。18世紀啓蒙主義の「明るい鏡」を現代批判の鏡として位置づけ、自らそれとの内面的対決を果たした著者は、批判精神に満ちた鋭い洞察力で、啓蒙主義の思考形式から「美学」の誕生までの諸側面を余すところなく分析し、その統一的結びつきを解明する。哲学者カッシーラーが従来の批判を排し、啓蒙主義思想の再評価を打ち立てた古典的名著。文庫化にあたり全編改訳。上巻は啓蒙主義の思考形式、自然観

目次

第1章 啓蒙主義時代の思考形式
第2章 啓蒙主義哲学思想に現われた自然と自然科学
第3章 心理学と認識論
第4章 宗教の理念(原罪の教義と弁神論の問題
寛容の観念と「自然宗教」の成立
宗教と歴史)

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