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ちくま学芸文庫

八月の砲声 下

なぜ世界は戦争の泥沼に沈んだのか。政治と外交と軍事で何がどう決定され、また決定されなかったのかを克明に描く異色の戦争ノンフィクション。

63年ピュリッツァー賞

定価

1,650

(10%税込)
ISBN

978-4-480-08868-0

Cコード

0120

整理番号

-23-2

2004/07/07

判型

文庫判

ページ数

464

解説

内容紹介

1914年6月28日、サライェヴォに響いた一発の銃声がヨーロッパに戦火を呼びこんだ。網の目のような条約で相互に結ばれた各国指導者たちは、開戦準備に奔走する一方で戦争回避の道を探るが、戦火は瞬く間に拡大する。情報の混乱、指導者たちの誤算と過信。予測不能の情況のなかで、軍の用意していた戦術だけが既定方針として着々と実行され、世界は戦争の泥沼に沈んでいった。―第一次世界大戦の勃発に際し、政治と外交と軍事で何がどう決定され、あるいは決定されなかったかを克明に描いてピュリッツァー賞に輝いた、戦争ノンフィクションの傑

目次

戦闘(続き)(ロレーヌ、アンデンヌ、シャルルロワ、モンスの崩潰
「コサック兵が来るぞ!」
タンネンベルク
ルーヴァンの火焔
公海、封鎖、大中立国
退却
前線はパリだ
フォン・クルック軍の方向転換
「紳士諸君、マルヌで戦おう」)
マルヌ会戦後

著作者プロフィール

バーバラ・W・タックマン

( たっくまん,ばーばら・W )

1912-89年。ニューヨークの名門に生まれ、ハーヴァード大学を卒業。政治評論誌「ザ・ネーション」の論説や特集記事を担当し37年には記者としてスペイン内乱を取材、英国評論誌特派員ののち、文筆家として活躍。63年に『八月の砲声』でピュリッツァー賞を受賞、72年『失敗したアメリカの中国政策』で再受賞した。『愚行の世界史』など著書多数。(写真 UPI・サン)

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