ちくま学芸文庫
悪文の構造
─機能的な文章とは
千早耿一郎
著
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1,650
円978-4-480-08891-8
0198
-14-4
2004/12/08
文庫判
416
頁バシュラールの詩論は、地・水・火・風の四元素を核とした物質的想像力論を経て、より柔軟な現象学的な方法論によって空間・時間へと展開していく。本書ではまず、夢想は、主体の意識を残す存在としてとらえられる。そして、温かく優しいアニマ的なものによって包まれた幼少期の記憶が、大人のなかにも楽園として存在しつづけ、それが夢想の源泉となることを解明していく。幼少時代への回帰から宇宙的なコギトへと、最晩年にいたって記されたバシュラール詩学の深い境地。
第1章 夢想についての夢想、語をめぐる夢想家
第2章 夢想についての夢想“アニムス”‐“アニマ”
第3章 幼少時代へ向う夢想
第4章 夢想家の“コギト”
第5章 夢想と宇宙
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