渡邊二郎
( わたなべ・じろう )昭和6-平成20年。東京大学文学部哲学科卒業。同大学文学博士。東京大学文学部教授、放送大学教授等を歴任。実存主義、解釈学、フッサール、ハイデッガー等について著書多数。訳書にフッサール『イデーンⅠ-1・2』、『イデーンⅢ』、ハイデッガー『存在と時間』(共訳)等がある。『渡邊二郎著作集』全12巻(筑摩書房)が刊行されている。
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哲学的に思考しようとするとき、心得ておくべき基礎的な点とは何だろうか?古典古代のギリシア以来、「愛知」として始まった哲学が探求してきた主題と方法、哲学にとってきわめて本質的な特質を平明な文体で叙述し、さらに、古代・中世を経て現代に至る東西の哲学思想の歴史的概観を提示する。自らの生の根拠を確認し、充実と達成を願って生きる人間的実存をたえず熟考しなおすために、初学者におくる哲学入門。
哲学という言葉
「愛知」としての哲学
人生観・世界観の根本知
哲学の方法
哲学の分野
東洋の知恵
西洋哲学史の基本的構図
西洋近現代哲学の生成と動向
存在と知識
現実と実存
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