loading...

ちくま学芸文庫

幻想の東洋 下

——オリエンタリズムの系譜

定価

1,320

(10%税込)
ISBN

978-4-480-08945-8

Cコード

0120

整理番号

-30-2

2005/10/05

判型

文庫判

ページ数

400

解説

内容紹介

大航海時代、ルネサンス、宗教改革といった近代の転換期のなかで、東洋はさらに“発見”されていく。本巻では、コロンブス、サヴォナローラ、ザビエル、ポステルらに照明をあて、西欧による一元的世界認識の深化を跡づける。オウム真理教事件、9・11以後の世界を考えるうえで示唆に富む付論「近代世界と「東洋/西洋」世界観」を収録。「“西欧文化”を批判するために、たとえば“東洋”的価値に依拠しようとすること自体が、それこそ“オリエンタリズム”の典型である、ということを言うためにこの本を書いた…」。オリエンタリズム批判を単なる知的意匠にとどめないための論理と倫理を展望する真の野心作。1987年度渋沢=クローデル賞受賞。

目次

11 新世界の楽園
12 反キリストの星
13 追放の夜・法悦の夜
14 東洋の使徒と「理性的日本」の発見
15 天使教皇の夢
16 アレゴリーとしての「ジアパン島」
エピローグ 二つの「理性」と一つの真理
付論 “近代”世界と「東洋/西洋」世界観

本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。

  • [*]は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。
  • (ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)
  • ※お寄せいただいたご意見・ご感想の著作権は小社へ帰属し、当ホームページや小社出版物に転載させていただく場合がございます。
  • ※ご意見・ご感想への返信はいたしておりません。ご了承ください。

「ちくま学芸文庫」でいま人気の本

いま話題の本