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ちくま学芸文庫

幾何学基礎論

20世紀数学全般の公理化への出発点となった記念碑的著作。ユークリッド幾何学を根源まで遡り、斬新な観点から厳密に基礎づける。 【解説: 佐々木力 】

定価

1,320

(10%税込)
ISBN

978-4-480-08953-3

Cコード

0141

整理番号

-8-1

2005/12/07

判型

文庫判

ページ数

256

解説

内容紹介

20世紀の数学はヒルベルトを抜きにしては語れない、と言われるドイツ数学界の巨峰37歳の処女作。没後に改訂第8版が刊行されたほど、重要かつ長く読み継がれてきた書。ユークリッド幾何学の全公理を結合・順序・合同・平行・連続の5種の公理群にまとめ、相互の独立性を完全に証明した。公理論的方法が成功を収めた典型例であり、数学全般の公理化への出発点となった記念碑的著作。またユークリッド「原論」同様、影響は数学にとどまらなかった。なお本書には、論文「数の概念について」と著名な講演「公理論的思惟」を併収。

目次

幾何学基礎論(五つの公理群
公理の無矛盾性および相互独立性
比例の理論
平面における面積の理論
デザルグの定理
パスカルの定理
公理1‐4に基づく幾何学作図)
数の概念について
公理論的思惟

この本への感想

清水弘文堂の本は、旧字体の活版印刷で、それはそれなりに風格もあったのですが、とにかく図が丁寧でなくて、誤植もあったりして・・・。
今回、それらの点が改善され、読みやすかった。
唯一点、110ページの図53については、補充等積の図であるので、補充等積の定義の後(つまり5行下)に入れた方がよいと思いました。

芝田 秀和

さん
update: 2008/01/07

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