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ちくま学芸文庫

プラグマティズムの思想

アメリカ思想の多元主義的な伝統は、九・一一事件以降変貌してしまったのか。「独立宣言」から現代のローティまで、その思想の展開をたどる。

定価

1,430

(10%税込)
ISBN

978-4-480-08962-5

Cコード

0110

整理番号

-16-1

2006/01/10

判型

文庫判

ページ数

352

解説

内容紹介

9.11以後、アメリカの思想は変貌してしまったのか。ピルグリム・ファーザーズから現代まで、弛まず築き上げられてきたアメリカの伝統思想は、さまざまな人種の移民により形成されてきた社会ゆえに、一つの原理によって統一する一元論ではなく、相互に違った価値観を認めあう多元主義であった。それは、「体系を排すること、眼前の事実を重視すること、物事の理由を権威にたよらず独力で探求し、結果をめざして前身すること、定式をとおして物事の本質を見ぬく」プラグマティズムである。パース、ジェイムズ、ミード、デューイ、モリス、ローティ

目次

現代アメリカ思想の背景
プラグマティズムの登場
パースの「探求」と真理
パースと記号論
パースの「アブダクション」と可謬主義
ジェイムズと真理
ジェイムズと宗教
ジェイムズの「純粋経験」と多元論
ミードの「社会的行動主義」と言語論
ミードと自我論
デューイの「道具主義」と教育論
デューイと真理と宗教
デューイと善と美
モリスの思想とクワインの思想
ローティーのプラグマティズム―全体をふりかえって

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