ブルバキ数学史 上

ニコラ・ブルバキ 著 , 村田 全 訳 , 清水 達雄 訳 , 杉浦 光夫

「構造」の観点から20世紀の数学全体を基礎づけ直したブルバキの理念を、凝縮した形で通覧できる異色の数学史。3篇を増補した決定版文庫。上下巻。

ブルバキ数学史 上
  • シリーズ:ちくま学芸文庫
  • 1,430円(税込)
  • Cコード:0141
  • 整理番号:フ-25-1
  • 刊行日: 2006/03/08
    ※発売日は地域・書店によって
    前後する場合があります
  • 判型:文庫判
  • ページ数:320
  • ISBN:4-480-08977-2
  • JANコード:9784480089779
村田 全
村田 全

ムラタ タモツ

1924‐2008年、神戸市生まれ。北海道大学数学科卒業。立教大学教授、桃山学院大学教授などを歴任。その間、フランス国立科学センター研究員なども歴任。立教大学名誉教授。専攻、数学思想史。文学博士。著書に『数学史』(共著、筑摩書房)、『数学史の世界』(玉川大学出版部)、訳書にブルバキ『数学史』(共訳、東京図書、ちくま学芸文庫)、ボホナー『科学史における数学』(みすず書房)、サボー『ギリシア数学の始原』(共訳、玉川大学出版部)などがある。

この本の内容

「構造」の観点から20世紀の数学全体を基礎づけ直したフランスの若き数学者集団ブルバキ。彼らの壮大な試みはユークリッドの『原論』を模して『数学原論』40余冊として結晶した。最新の各理論の指導的理念やその形成展開の過程はどのようなものであったのか。膨大な原典史料を駆使して、理論の背後にある思考様式や哲学を含め考察したものが、「歴史覚えがき」として著された本書である。「構造」を「歴史」から逆照射する、数学者自身によるユニークな数学史。数学専攻の学生・研究者はもちろん、「構造主義」哲学に関心ある読者には必読。文庫版は3篇を増補した決定版。上巻は「一様空間」まで。

この本の目次

数学の基礎、論理、集合論
記数法、組合せ論
代数学の進展
線型および複線型代数学
多項式と可換体
整除性、順序体
可換代数学、代数的整数論
非可換代数学
2次形式、初等幾何学
位相空間
一様空間

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