ちくま学芸文庫
悪文の構造
─機能的な文章とは
千早耿一郎
著
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1,430
円978-4-480-09034-8
0100
-16-1
2006/12/06
文庫判
336
頁テクノロジーは、いわゆる人間というものから文字を吸い上げ、どこかに運びさってしまった―。蓄音機=聴覚技術メディア、映画=視覚技術メディア、タイプライター=書字技術メディア。この3つの近代テクノロジーが華々しく登場し、展開をとげるとともに、人間には何が起こったのか。フーコーの考古学的手法、ラカンの構造主義精神分析などを織りまぜたディスクール分析によって、システムがたどった歴史を壮大に描きだす衝撃のメディア論。上巻はグラモフォンからフィルムの章の冒頭を収める。
導入(ケーブルによるネットワーク化
メディアを連結するシステム
フォノグラフィと映画 ほか)
グラモフォン(発明の歴史
魂の自然科学
ギュイヨー「記憶とフォノグラフ」 ほか)
フィルム(映画は歴史を切断する
目の錯覚と自動武器)
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