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定価

1,430

(10%税込)
ISBN

978-4-480-09035-5

Cコード

0100

整理番号

-16-2

2006/12/06

判型

文庫判

ページ数

368

解説

内容紹介

視覚、聴覚、書字への技術導入によって、主体であったはずの人間の意識までもが機械装置にとってかわられる。人間は生理学と情報工学へと解体され、操作されうるものになりはてた。リルケ、カフカ、ハイデガー、シュミットらによるテクストなど膨大な文献を渉猟しつつ、近代メディアの与えた衝撃を解読する。下巻はフィルムからタイプライターの章を収め、世界規模で繰り広げられるようになった戦争と技術の結託から、やがてくるコンピュータの支配の幕開けまでを描く。

目次

フィルム(映画の第一次世界大戦とユンガー少尉
フリートレンダー『蜃気楼機械』
精神医学と精神分析における映画
ドッペルゲンガー―映画の映画化
ミュンスターベルクの映画による精神工学 ほか)
タイプライター(男の手から女の機械へ
ハイデガー「手とタイプライターについて」
ニーチェのタイプボールと女性秘書たち
デスクワークする近代のカップル
タイプラ?Cターによる思索 ほか)

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