ちくま学芸文庫

詩の構造についての覚え書
─ぼくの《詩作品入門》
入沢康夫
著
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数にはそれぞれ顔がある。“28”はその不思議さから完全数と呼ばれた。エウクレイデスはその4つを知り、それらの関係の秘密を発見した。その後探索は続いたが5番目の“33550336”が知られたのはルネサンス期に入ってからのことであった。また“220‐284”のように、お互い同士が不思議な関係は、友愛数と呼ばれ、それが偶数同士の場合の和は、なぜか9の倍数の場合がほとんどで…。数のおもしろさに幼いころから魅せられた数学者が、さまざまな話題を、理論と実験を通してくりひろげる異色の数学エッセイ。ほかに、円周率をめぐって、正多角形のタイル張り、公式集の誤りについて、などを収録。
数学の難しさ
数の表わし方
大きな数の話
完全数と友愛数
百五減算
円周率をめぐって
正多角形のタイル張り
将棋盤のぬりわけ問題
占数術か、物理学の革命か
公式集の誤りについて
一般教養の数学
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