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ちくま学芸文庫

日本の百年3 強国をめざして 1889―1900

定価

1,650

(10%税込)
ISBN

978-4-480-09073-7

Cコード

0121

整理番号

-9-3

2007/09/10

判型

文庫判

ページ数

560

解説

内容紹介

開国以来、日本の歩んできた100年、そこに生きた人々、当時の雰囲気、世相風俗を浮き彫りにした、臨場感あふれる迫真のドキュメント。公式記録や史料、体験談、新聞、雑誌、回想録、流行歌にいたるまで多方面から取材し、時代の種々相を写し出した記録現代史全10巻。復刊を待望された名著の文庫化。第3巻は、近代日本の興隆期。1889年2月11日、帝国憲法が発布され、東洋最初の立憲国が誕生した。国民は熱狂し興奮のるつぼのなかにいたが、その内容を知るものは決して多くはなかった。内に産業革命を進展させ、外には日清戦争に勝利し、欧化と国粋にいろどられながら、近代日本は船出してゆく。

目次

憲法発布の日
第1部 民族国家の姿勢(東洋の立憲国第一号
欧化と国粋
若き日本の哀歓)
第2部 日清戦争(日清談判破裂して
撃てや懲らせや清国を
アジアへの開眼)
第3部 進む産業革命(日清「戦後」という時代
花開く明治文化
明治国家の陰影)

著作者プロフィール

松本三之介

( まつもと・さんのすけ )

松本 三之介(まつもと・さんのすけ):1926年茨城県生まれ。東京大学法学部卒業。東京大学名誉教授。専門は日本政治思想史。著書に『国学政治思想の研究』『天皇制国家と政治思想』(ともに、未來社)、『近代日本の知的状況』(中央公論社)、『近世日本の思想像』(研文出版)、『明治思想における伝統と近代』『吉野作造』(ともに、東京大学出版会)、『明治精神の構造』(岩波現代文庫)、『「利己」と他者のはざまで──近代日本における社会進化思想』『増補 明治思想史』(ともに、以文社)など。

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