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ちくま学芸文庫

言葉とは何か

読みやすく明晰な入門書

言語学・記号学についての優れた入門書。ソシュール研究の泰斗が、平易な語り口で言葉の謎に迫る。述語・人物解説、図書案内付き。 【解説: 中尾浩 】

定価

990

(10%税込)
ISBN

978-4-480-09145-1

Cコード

0180

整理番号

-31-1

2008/04/09

判型

文庫判

ページ数

224

解説

内容紹介

言葉とは何か?根源的で正解のないこの問いに真正面から取り組んだ、もっとも明晰な入門書。記号学・言語学研究の第一人者である著者が、言葉という永遠の謎に迫る。言葉はものの名前ではない。“表現”であり“意味”である。では“意味”とは何なのか―ソシュールをはじめとする言語学研究の軌跡を紹介しつつ、具体的な例を駆使し、平易な語り口で、伝えがたいことをできるかぎり噛み砕いて解き明かしてゆく。言語学、記号学、ソシュールに関心をもったとき、まず最初に読むべき一冊。述語解説、人物紹介、参考図書案内付き。

目次

1 言葉と文化
2 言葉とは何か(ホモ・ロクエンス
言語観の変遷
言語能力・社会の制度・個人の言葉
言葉の構造
言葉の状態と歴史
言葉と物
言葉と記号
言葉の単位
言葉の恣意性
言葉の意味と価値)
解説 丸山圭三郎・ソシュール・文学

著作者プロフィール

丸山圭三郎

( まるやま・けいざぶろう )

1933-93年。東京大学文学部卒業。中央大学教授在職中に逝去。フランス文学・言語学・記号学専攻。ソシュールの原典の精緻な読み解きによって、ソシュール解釈に新地平を拓く一方、言語と文化をめぐって独自の思索を深め、日本の思想界に大きな影響を与えた。主な著書に『ソシュールの思想』『ソシュールを読む』(岩波書店)、『ソシュール小事典』(大修館書店)、『文化のフェティシズム』(勁草書房)、『生命と過剰』『ホモ・モルタリス』(河出書房新社)、『言葉と無意識』(講談社現代新書)などがある。

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