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ちくま学芸文庫

新 物理の散歩道 第4集

定価

1,320

(10%税込)
ISBN

978-4-480-09234-2

Cコード

0142

整理番号

-6-4

2009/12/09

判型

文庫判

ページ数

240

解説

内容紹介

浦島太郎が龍宮で過ごした日々はじつは数百年だったというが、熊のひと冬の眠りも彼らには一晩かもしれない。そのような時間の感覚の話題に始まって、人それぞれに異なる色彩の感覚に普遍的なものさしはあるのかを考える「測定談義」。その議論は実験や物理学のセンスへの思いがけないほどの深みにまで思考を誘う!ほかに、模型飛行機の動力用ゴムにできるコブはゴムの相変化で潜熱現象に似ている、上りは階段・下りは坂道が体力的に楽だなど、予想外の指摘と考察が楽しい。刺激的な発見に立ち止まり、思わずイメージがふくらみ始めたら、物理の散歩道はもっとずっと楽しくなる。

目次

ミカンの網袋はどうしてつくられたか
ゴムひもエンジンの瘤
階段考
線と点
スキー・ジャンプの力学
文科と理科
○×テスト―その弊害と背景
日本語は変わりつつある
発想能力の裏にひそむもの
覆水盆に返らず
測定談義
裏を見て表を知る
列を乱すのは誰か?
原因と結果

著作者プロフィール

ロゲルギスト

( ろげるぎすと )

物理学者のグループペンネーム。メンバーは磯部孝、今井功、大川章哉、木下是雄、近藤正夫、高橋秀俊、近角聰信の7人。雑誌 「自然」に1959年より毎月、科学エッセイを連載。専攻はさ まざまだがいずれも議論好き。日常のできごとから興味深いテーマ を取り上げ、物理学者ならではの視点で問題を解きほぐした。その エレガントな思考法に魅せられた文系ファンも多い。ほかに『物理の散歩道』(岩波書店)がある。

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