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定価

1,650

(10%税込)
ISBN

978-4-480-09242-7

Cコード

0141

整理番号

-27-2

2009/09/09

判型

文庫判

ページ数

432

解説

内容紹介

視覚や直観を道具にアイディアを生み出していく古典幾何学を愛した著者コクセター。彼自身、不連続群や多胞体の研究で目覚ましい業績を挙げて幾何学の豊かさを実証し、“現代のユークリッド”と称された。コクセターの語る幾何学は代数学・解析学などの数学に限らず、芸術から宇宙論まで様々な学問と結びついており、幾何学の発想が知的営みのあらゆる場面で力を発揮することを教えてくれる。辞典としても便利な、話題満載の教科書。下巻では話題をユークリッド幾何学から射影幾何学や微分幾何学へ、そして4次元の幾何学にまで広げていく。

目次

3部(射影幾何学
絶対幾何学
双曲的幾何学)
4部(曲線の微分幾何学
テンソル記法
曲面の微分幾何学
測地線
曲面のトポロジー
4次元の幾何学)

著作者プロフィール

H.S.M.コクセター

( こくせたー,H.S.M )

1907-2003年。イギリス、ロンドン生まれの幾何学者。ケンブリッジ 大学で博士号を取得後カナダに渡り、トロント大学教授に就任。数 学の抽象化が称揚された時代の中、イメージ豊かな幾何学の探究を 続けたことから、《現代のユークリッド》とも称される。不連続群 や多胞体の研究で先駆的な業績を挙げた。

銀林浩

( ぎんばやし・こう )

1927年、東京生まれ。東京大学理学部数学科卒業。明治大学名誉教授。遠山啓とともに「水道方式」と呼ばれる算数の指導方法を提唱し、自らも数学教育協議会委員長として普及に努めた。著書に『量の世界:構造主義的分析』(麦書房)、『水道方式による計算体系』(遠山啓との共著、明治図書出版)など、訳書にベル『数学をつくった人びと』(共訳、ハヤカワ文庫)、コクセター『幾何学入門』(ちくま学芸文庫)などがある。

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