小堀憲
( こぼり・あきら )1904~1992年。福井県生まれ。1929年京都帝国大学卒業。第三高等学校教授、京都大学教授、京都府立大学学長を歴任。京都大学名誉教授。1973年レジオン・ドヌール勲章(シュヴァリエ章)受勲。専門は複素解析学。著書に『大数学者』(ちくま学芸文庫)、『複素解析学入門』(朝倉書店)、『物語数学史』(新潮社)、訳書にコーシー『微分積分学要論』(共立出版)などがある。
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1832年5月29日夜、刻一刻と迫る決闘の瞬間に追い立てられながら、2篇の論文を書き残したエヴァリスト・ガロア。凶弾に斃れ死を悟った彼は、「僕は、20歳で死ぬためには、あらんかぎりの勇気を奮ったのだよ」とつぶやいたという。しかし彼の遺した方程式論は、その後“ガロア理論”として大発展することになる―。激動の19世紀に、二十代で不朽の業績を挙げた大数学者たちにはそれぞれの劇的な生涯があった。ガロアのほか、ガウス、コーシー、アーベル、ヴァイエルシュトラス、リーマンを軸に現代数学誕生夜話をドラマチックに描き、多くの若者に夢と勇気を与えてきた名著。
1 ガウス
2 コーシー
3 アーベル
4 ガロア
5 ヴァイエルシュトラス
6 リーマン
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