お世継ぎのつくりかた ─大奥から長屋まで江戸の性と統治システム
江戸の性と政
多くの子を存分に活用した家康、大奥お世継ぎ戦争の行方、貧乏長屋住人の性意識。性と子造りから江戸の政に迫る仰天の歴史読み物。
【解説: 氏家幹人 】
- シリーズ:ちくま学芸文庫
- 1,210円(税込)
- Cコード:0121
- 整理番号:ス-5-3
- 刊行日:
2010/09/08
※発売日は地域・書店によって
前後する場合があります - 判型:文庫判
- ページ数:288
- ISBN:978-4-480-09320-2
- JANコード:9784480093202
- 在庫 ×
江戸時代―上は将軍家から商家・農家・職人に至るまで、優秀な後継者が立つかどうかは一族郎党の生存に関わる一大事、後継者選びは社会システムの要であった。では具体的にどうしていたのか。性をどのように管理/開放していたのか。優秀な子どもを得るためにどんな努力、あるいは陶汰があったのか。その成功と失敗、挫折と弊害とは。多くの子どもを儲けて彼らを存分に活用した家康の発想、大奥“お世継ぎ戦争”の負の遺産の数々から、お妾という習俗の本質、貧乏長屋住人の性意識まで、性と子造りを通して江戸の統治システムを浮かび上がらせる、仰天の歴史読みもの。
第1章 メカニズム
第2章 武家の相続人
第3章 血統のアウトソーシング
第4章 適材適所の稼業繁昌
第5章 徳川の維持
第6章 借り腹のツケ
第7章 お世継ぎの行方
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