合田正人
( ごうだ・まさと )1957年生まれ。明治大学教授。フランス思想史。
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世界大戦・革命・ユダヤ人虐殺という危機的状態を経験した現代人の運命と向き合い、他者について、責任について、独自の思想を紡ぎだした現代フランスの思想家エマニュエル・レヴィナス。本書は、“20世紀の証人”とも称されるその思想の核心を、レヴィナス研究の第一人者である著者が紹介しながら、フッサール、ハイデガー、スピノザ、サルトルら他の思想家とも比較。慢性的な疲労とストレスに満ち、出口とてない現代という異常な時代にあって、「隣人」という難題を抱えて生きるための、新たな倫理を探る。
序章 書物の浜辺
第1章 境界の思考
第2章 孤独というドラマ
第3章 他者とは誰か
第4章 家政術と商人術
第5章 界面の倫理
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