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ちくま学芸文庫

計算機と脳

アナログ?デジタル?

脳の振る舞いを数学で記述することは可能か? 現代のコンピュータの生みの親でもあるフォン・ノイマン最晩年の考察。新訳。 【解説: 野?ア昭弘 】

定価

1,210

(10%税込)
ISBN

978-4-480-09413-1

Cコード

0141

整理番号

-29-4

2011/11/09

判型

文庫判

ページ数

144

解説

内容紹介

脳のはたらきはアナログ的なものなのか、デジタル的なものなのか?コンピューターの開発にも大きく寄与したフォン・ノイマンが数学者の視点から脳のしくみを考察した、最晩年の著書。ニューロンのふるまいとアナログ計算機・デジタル計算機の処理手順を比較しつつ、中枢神経系のふるまいを記述するためのまったく新しい“脳の言語”の可能性を指摘する。電子計算機が登場して間もない黎明期に、天才数学者が試みた先駆的考察。新訳。

目次

第1部 計算機(アナログ計算機の処理手順
論理的制御
数値の複合的な処理手順 ほか)
第2部 脳(ニューロンの機能の概要
刺激基準
神経系における記憶の問題 ほか)

著作者プロフィール

J.フォン・ノイマン

( のいまん,J.ふぉん )

1903-57年。ハンガリー、ブダペスト生まれの数学者。ゲッティンゲンでヒルベルトに師事の後、渡米。量子力学、ゲーム理論、計算機科学、気象学など多岐にわたる分野で業績を挙げた。著書に『量子力学の数学的基礎』(みすず書房)、『ゲームの理論と経済行動』、『計算機と脳』(以上、ちくま学芸文庫)などがある。

柴田裕之

( しばた・やすし )

翻訳家。早稲田大学、Earlham College(米国)卒業。おもな訳書に、ユヴァル・ノア・ハラリ『サピエンス全史』、フランス・ドゥ・ヴァール『動物の賢さがわかるほど人間は賢いのか』、マット・リドレー『繁栄』(共訳)などがある。

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