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ちくま学芸文庫

ニーチェの手紙

人生を輝かせる言葉

哲学の全歴史を一新させた偉人が、思いを寄せる女性に綴った真情溢れる言葉から、手紙に残した名句まで――書簡から哲学者の真の人間像と思想に迫る。

定価

1,045

(10%税込)
ISBN

978-4-480-09429-2

Cコード

0198

整理番号

-1-20

2012/01/10

判型

文庫判

ページ数

320

解説

内容紹介

哲学者・ニーチェの手紙より、胸に迫る手紙約100篇を精選。19世紀を代表する文化人たちをとりこにした魅惑的な女性、ルー・ザロメに宛てたちょっと不器用で愛らしい恋文や、家族・友人たちに心をこめて綴った真情あふれる手紙、そして近代までの西洋哲学をひっくりかえしたといわれる鋭い言葉の数々を収録。手紙と、脳科学者・茂木健一郎の解説を通して、主著からはうかがいしれない哲学者の真の人間像と、思想の多層性を味わう。上質な人生と人間関係をめざすすべての人に贈る、画期的な哲学読み物。ニーチェの人間関係や基本用語がわかるやさ

目次

第1部 愛を語る手紙―ルー・フォン・ザロメ宛て書簡(ナイチンゲールが窓のまえで歌っています
善にして美しき全体に決然と生きる
私のまわりには曙光が輝いています ほか)
第2部 友情・人生をめぐる手紙(悩みや悲しみを、すばらしき贈り物として
友情という神々の美酒で
わずかな友と孤独と秋とを真に愛する人は ほか)
第3部 哲学・芸術をめぐる手紙(価値ある生だと祝福されるよう試みよう
崇高な人生の威厳
この一瞬がとどまるなら、とどまるがいい ほか)

著作者プロフィール

茂木健一郎

( もぎ・けんいちろう )

1962年生まれ。ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー。東京工業大学大学院連携教授。東京大学理学部、法学部卒業後、同大学院理学系研究科物理学専攻課程修了。理学博士。理化学研究所、ケンブリッジ大学を経て現職。「クオリア」をキーワードとして、心と脳の関係を探究している。著書に『意識とはなにか』『「脳」整理法』(以上、ちくま新書)、『生きて死ぬ私』(ちくま文庫)、『クオリア入門』(ちくま学芸文庫)、『脳とクオリア』(日経サイエンス社)、『心を生みだす脳のシステム』(NHKブックス)、『ひらめき脳』(新潮新書)、『脳と仮想』(新潮文庫)など多数。(著者近影:坂本真典)

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