琉球の時代 ─大いなる歴史像を求めて
海上に花開いた王国の
栄光と悲劇の歴史
いまだ多くの謎に包まれた古琉球王国。成立の秘密や、壮大な交易ルートにより花開いた独特の文化を探り、悲劇と栄光の歴史ドラマに迫る。
【解説: 与那原恵 】
アジアの海に花開いた琉球王国。その全貌はいまなお数々の謎に包まれ、あたかも神話の世界のようなイメージを懐かせる。しかし歴史をひもといてみると、古琉球王国は、壮大な交易ルートを通じて築き上げた華やかな文化を誇っていた。中国、マラッカやポルトガル等、海外の文書に記された当時の王国の姿などを参考にしながら、その栄光と悲劇の歴史ドラマにわけいる。アメリカ統治時代を通じて否定的な意味合いを担わされてきた「琉球」という名称の本来の意味を復権させ、沖縄独自の文化と世界像に新たな光をあてた歴史的名著。
プロローグ―マラッカにて
第1章 黎明期の王統
第2章 琉球王国への道
第3章 大交易時代
第4章 グスクの世界
第5章 尚真王の登場
第6章 琉球王国の確立
エピローグ―古琉球と現代
2013.4.01 余路津 貴士
古琉球の歴史に初めて触れる読者にも絶対にわかりやすく、しかも正しいというか、偏らない琉球史を理解できる唯一の書。史実に忠実で真摯に学究的な態度と、筆者の郷土愛がひしひしと伝わる良書。直向きに琉球の秘められた歴史真実とそのアイデンティティーをリアルに教えてくれる本に初めて出会った。
本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。
※は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。
(ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)
歳
公開可 公開不可