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ちくま学芸文庫

鎌倉仏教

革命的宗教は いかに誕生したか?

宗教とは何か。それは信念をいかに生きるかということだ。法然・親鸞・道元・日蓮らの足跡をたどり、鎌倉仏教を「生きた宗教」として鮮やかに捉える。

定価

1,100

(10%税込)
ISBN

978-4-480-09591-6

Cコード

0115

整理番号

-30-1

2014/01/08

判型

文庫判

ページ数

272

解説

内容紹介

法然、栄西、親鸞、道元、日蓮、一遍―彼らを開祖として鎌倉時代に相次いで勃興した新たな宗教運動は、日本思想史上の頂点をなすと広くみなされている。「鎌倉(新)仏教」と呼ばれるこの潮流は、民衆を救済対象に据えたという点において、とりわけ高く評価されてきた。だが、新仏教の意義は、はたしてこの民衆的性格に言い尽くされるのか?本書では、旧仏教との異同を深く掘り下げて考察することで、鎌倉仏教の宗教的特質の核心をあざやかに浮き彫りにする。思想家である前につねに実践の人であった偉大な宗教者たちの苦悩と思索の足跡をたどり、中

目次

第1章 法然の旅
第2章 聖とその時代
第3章 異端への道
第4章 仏法と王法
第5章 理想と現実のはざまで
第6章 襤褸の旗
第7章 熱原燃ゆ
第8章 文化史上の鎌倉仏教

著作者プロフィール

佐藤弘夫

( さとう・ひろお )

1953年宮城県生まれ。1978年、東北大学大学院文学研究科博士課程修了。盛岡大学助教授を経て、現在、東北大学大学院文学研究科教授。神仏習合、鎌倉仏教、国家と宗教、死生観などをキーワードに日本の思想を研究。実証的な文献読解をベースにしながら、想像力を駆使して大きな精神史のストーリーを組み立てることを目指す。主な著書に、『アマテラスの変貌』(法藏館)、『霊場の思想』『日本中世の国家と仏教』(以上、吉川弘文館)、『日蓮』(ミネルヴァ書房)、『起請文の精神史』(講談社選書メチエ)、『日蓮「立正安国論」』(全訳註、講談社学術文庫)、『概説 日本思想史』(編著、ミネルヴァ書房)など多数。

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