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ちくま学芸文庫

仮面の道

北太平洋西岸の原住民が伝承する仮面。そこに反映された神話世界を、構造人類学のラディカルな理論で切りひらいて見せる。増補版を元にした新版。

定価

1,540

(10%税込)
ISBN

978-4-480-09647-0

Cコード

0139

整理番号

-6-2

2018/12/10

判型

文庫判

ページ数

400

解説

内容紹介

アメリカ北西海岸の諸部族が伝承してきた仮面。それは歴史や環境の中で、信仰や祭儀とともに組みたてられた神話世界を反映している。著者は、構造人類学の視点から、仮面という造形の裏に折り重なった意味内容とコードの体系を読解し、個人の主観を人類の共有する幻想へと繋ぐ―「芸術家は、自己を表現しつつ独創的な作品を作っていると信じているかもしれないが、創造の小径というものは、決して独りきりで歩むことはないものなのである」。原書最新版で増補された第二部「三つの小さな旅」も本邦初訳で収録。完全版として刊行する。

目次

第1部 仮面の道(第一巻
第二巻)
第2部 三つの小さな旅(スワイフウェを超えて
クワキウトル族の社会組織
仮面の裏側)

著作者プロフィール

クロード・レヴィ=ストロース

( れヴぃ=すとろーす,くろーど )

クロード・レヴィ=ストロース(Claude Levi‐Strauss): 1908-2009年。フランス人類学を代表する学者。〈構造主義〉を提唱し、親族関係の研究あるいは神話研究を通じて、人類学にとどまらず、人間科学の領域全体に20世紀最大ともいえる成果を残した。主著は『悲しき熱帯』『構造人類学』『野生の思考』『神話論理』など。 (C)AFP=時事

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