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ちくま学芸文庫

生活世界の構造

「日常」の自明性を問う

「事象そのものへ」という現象学の理念を社会学研究で実践し、日常を生きる「普通の人びと」の視点から日常生活世界の「自明性」を究明した名著。

定価

1,980

(10%税込)
ISBN

978-4-480-09705-7

Cコード

0110

整理番号

-36-1

2015/11/10

判型

文庫判

ページ数

640

解説

内容紹介

「事象そのものへ」という現象学の理念を社会学研究において実践した世界的名著。日常を生きる普通の人びとの視点から、日常生活世界の「自明性」を問うことで社会的現実のありようを考察する「現象学的社会学」の全貌が、本書により明らかにされる。ウェーバーの「理解社会学」とフッサールの「自然的態度の構成的現象学」を引き継ぎ発展させた最晩年のアルフレッド・シュッツは、その研究を集大成すべく試みたが、惜しくもその途上で没した。その後、シュッツの遺した膨大な資料をもとに、高弟トーマス・ルックマンが加筆・編集して完成させた画期

目次

第1章 日常の生活世界と自然的態度(自然な世界観の問われることのない地盤としての生活世界
疑いのない所与と問題的なもの
体験する主観にとっての生活世界の構造化
プランと実行可能性)
第2章 生活世界の成層化(限定的な意味構造をもった現実の諸領域
日常の生活世界の成層化)
第3章 生活世界についての知識(知識集積―その状況関係性と発生、構造
レリヴァンス
類型性)
第4章 知識と社会(主観的知識集積の社会的条件づけ
社会的な知識集積の成立
社会的な知識集積の構造
社会的な知識集積の主観的対応物)

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