
loading...
内容紹介
復讐をなかなか行動に移さない優柔不断な哲学青年―われわれが信じてきたハムレット像は、実はロマン主義がつくりあげた虚像にすぎなかった!エリザベス朝時代に息づいていた「ヘラクレス的英雄像」と重ねあわせて読めば、自ら運命に立ち向かい、戦う男というハムレット本来の姿がよみがえる。文学史上、もっとも謎多き作品とされ、その不可解さゆえに「文学のモナ・リザ」「演劇のスフィンクス」とも呼ばれた傑作の驚きの真実を解き明かし、現代のシェイクスピア研究をまったく新たな地平へと導いた名著。
目次
第1章 『ハムレット』の謎を解く意味―序に代えて
第2章 ハムレットは優柔不断な哲学青年か?―ロマン主義解釈の誤り
第3章 なぜ復讐を遅らせるのか?―TO BE,OR NOT TO BEの表すもの
第4章 鏡としての演劇、ルネサンスの表象―奇妙な視点、パスペクティブ
第5章 「弱き者、汝の名は女」とは?―ルネサンス人間観のもたらすもの
第6章 ハムレットの狂気とは?―「尼寺へ行け」に篭められているもの
第7章 『ハムレット』最大の謎―復讐するは我にあり
本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。
- [*]は必須項目です。おそれいりますが、必ずご記入をお願いいたします。
- (ここから質問、要望などをお送りいただいても、お返事することができません。あしからず、ご了承ください。お問い合わせは、こちらへ)
- ※お寄せいただいたご意見・ご感想の著作権は小社へ帰属し、当ホームページや小社出版物に転載させていただく場合がございます。
- ※ご意見・ご感想への返信はいたしておりません。ご了承ください。
「ちくま学芸文庫」でいま人気の本
ちくま学芸文庫

著
これから何かを始めたい人たちへ
単行本

センス入門
松浦弥太郎
著
単行本

リサーチのはじめかた
─「きみの問い」を見つけ、育て、伝える方法
トーマス・S・マラニー
著
クリストファー・レア
著
ちくま新書

世界哲学史 全8巻+別巻セット
伊藤邦武
編
山内志朗
編
ちくま新書

闇の中国語入門
楊駿驍
著
ちくまプリマー新書

西洋美術史入門
池上英洋
著
ちくまプリマー新書

世にも美しい数学入門
藤原正彦
著
小川洋子
著
ちくまプリマー新書

料理人という仕事
稲田俊輔
著
ちくま学芸文庫

紋章学入門
森護
著
ちくま学芸文庫

数学序説
吉田洋一
著
赤攝也
著
ちくま文庫

新版 知的創造のヒント
外山滋比古
著