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ちくま学芸文庫

古文読解のための文法

複雑な古文の世界へ分け入るには、文の組み立てや語句相互の関係を理解することが肝要だ。「佐伯文法」の到達点を示す、古典文法の名著。解説 小田勝

定価

1,760

(10%税込)
ISBN

978-4-480-09901-3

Cコード

0181

整理番号

-44-1

2019/02/07

判型

文庫判

ページ数

528

解説

内容紹介

「その文を構成する語句のまとまりをはっきりとつかみ、語句と語句とのかかわりをはっきりとみること、つまり、文脈をはっきりとさせることが、まず努めるべきこと」。古文の文法的読みについて、著者はこのように目標を掲げる。そのために必要な事項を平易に解説したものが本書であり、これをもって「佐伯文法」はひとつの達成をみた。用言・助動詞の活用から『徒然草』『源氏物語』の読解まで、言葉が言葉として実際に用いられる場面に即しつつ、そこにある法則が述べられる。複雑な古文の世界へ分け入るにあたり、座右に置いておきたい書。

目次

基礎編(序章
単語の分類
用言・助動詞の活用
日本文法の根本
体言が受けてまとめる語句
用言が受けてまとめる語句)
本編(普通の文
重文・複文
接続語のでき方
はさみこみ
会話や手紙の文とその引用
筆のそれ
体言文)
展開編(かけことば・縁語など
敬譲語)
付編

著作者プロフィール

佐伯梅友

( さえき・うめとも )

1899-1994年。埼玉県生まれ。国語学者・国文学者。京都帝国大学文学部文学科卒業(国語学専攻)。東京教育大学名誉教授、大東文化大学名誉教授。文学博士。上代から中世までの文学を語学的に研究し、その文法体系は「佐伯文法」として知られる。著書に『万葉語研究』『上代国語法研究』など、校注書と編纂書に『古今和歌集』『例解古語辞典』などがある。

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