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ちくま学芸文庫

台湾総督府

清朝中国から台湾を割譲させた日本は、新たな統治機関として台北に台湾総督府を組織した。抵抗と抑圧と建設。植民地統治の実態を追う。解説 檜山幸夫

定価

1,320

(10%税込)
ISBN

978-4-480-09932-7

Cコード

0121

整理番号

-48-1

2019/06/10

判型

文庫判

ページ数

288

解説

内容紹介

清朝中国から台湾を割譲させた日本は、植民地・台湾を統治するため新たな統括官庁を組織した。その現地機関が台湾総督府である。初期武官総督時代・大正デモクラシー期の文官総督時代・大戦期の後期武官時代を経て、植民地時代の終焉までの日本支配の全貌を追うとともに、その軍事権・行政権・立法権・司法権の実態を探る。そこで浮き彫りにされるのは、台湾人としての民族意識が自治権獲得に向けた運動と併行して日本統治期に醸成された、という史実だ。台湾独立運動家でもあった著者が、多面的な視点をもって、平明かつ詳細に書ききった名著。

目次

序章 日本と台湾
1 台湾領有
2 初期武官総督時代
3 文官総督時代
4 後期武官総督時代
5 台湾総督府の権力
6 台湾総督府の終焉

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