ちくま学芸文庫

詩の構造についての覚え書
─ぼくの《詩作品入門》
入沢康夫
著
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フランス革命固有の成果は、まずは政治的なものであり、レトリックやシンボル、儀式の実践によって構成される新しい「政治文化」の創造であった。イデオロギー、国民の再生に関する言語、平等と友愛のジェスチャー、「透明」で「普遍的」なものを指向する政治言語と文化は、まさにこの革命のプロセスで創造され、革命の展開を左右することとなった。また、この政治文化は、それを生み出した人々の社会的区分や経済的変化と「メビウスの帯」のように関係していた。文庫収録にあたって、著者による新たな「まえがき」を付す。
序説 フランス革命の解釈
第1部 権力の詩学(フランス革命のレトリック
政治的実践の象徴形式
急進主義の心象表現)
第2部 政治の社会学(フランス革命の政治地理学
新しい政治階級
アウトサイダー、文化の媒介者、政治的ネットワーク)
結論 政治文化における革命
付録
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