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ちくま学芸文庫

オリンピア

——遺跡・祭典・競技

古代ギリシア世界最大の競技祭とはいかなるものであったのか。遺跡の概要から競技精神の盛衰まで、綿密な考証と卓抜な筆致で迫った名著。解説 橋場弦

定価

1,100

(10%税込)
ISBN

978-4-480-09988-4

Cコード

0122

整理番号

-10-1

2020/06/10

判型

文庫判

ページ数

256

解説

内容紹介

オリンピック発祥の地・オリンピア。そこは、古代ギリシアを代表する体育競技の場であっただけでなく、広く古典古代史の結節点でもあった。ゼウス神へ献ずる宗教儀礼=オリンピア祭はいかにして始まり、そこでの競技とはどのようなものであったのか。本書は、オリンピアの発掘史と遺跡の概要を述べた後、興味深い逸話を交えつつ競技祭典の実像に迫る。碩学が明快な筆致で描いた古代ギリシア史の名著。

目次

1 遺跡を訪ねて(早春のオリンピア
夏のオリンピア ほか)
2 競技の誕生(伝説は語る
ミケーネ時代 ほか)
3 オリンピックの成長(主催権争い
参加地域の拡大 ほか)
4 祭典への招待(エケケイリア
大祭迫る ほか)
5 施設の完備と精神の喪失(前四世紀
ヘレニズム時代 ほか)

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