シリーズ・全集

AIにはない「思考力」の身につけ方
─ことばの学びはなぜ大切なのか?
今井むつみ
著
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2,402
円978-4-480-13916-0
0392
1988/04/08
B6判
298
頁友人たちの間に魅力と嫌悪をふりまいて夭折した中原中也は、二冊の詩集と伝説をその後に残した。近代詩人に稀な歌う詩人であった彼の詩の底に流れる悲しみはどこからやってくるのか?喪失の感情の原郷にあるものを「子守歌的なるもの」という視点から捉え、中也の〈うた〉の構造を明らかにすることで新たな詩人像を提出する。
プロローグ 〈うた〉という毒
第1章 口語自由詩の本質―亡びたる過去のすべて
第2章 生の氾濫―大正12年とはなにか
第3章 ダダイズムとの遭遇―喪失の感情
第4章 長谷川泰子と富永太郎―異質な他者
第5章 「朝の歌」まで―陶酔と離別
第6章 『山羊の歌』―子守歌的なるもの
第7章 『在りし日の歌』―詩人のデスマスク
年譜
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