他の北欧神話に関する書籍には、他宗教に影響を受けたのちに作られたスノッリのエッダの内容のみが取り上げられることが多いのですが、こちらの書籍にはサクソなどのはじめに書いた形での北欧神話についての記述もあり、非常に参考になりました。
個人的にはバルドル神話のヘズルの立ち位置や、バルドル自身の立ち位置の違いが興味深かったです。

また、筆者の考察も載っていて、ただ情報を流すだけのものではなく理解と考察のしやすいものでした。
大分昔に刊行された書籍であり、感想を書いて良いものかと考えましたがとても素敵な内容でしたので書かせていただきました。